こんにちは！

「帯ときもの　やまぐち」の繭べぇ（まゆべぇ）です。

夏の着物には
他の季節にはない自然素材の織物が
多数あります。

そのなかで
際立つ素材が「芭蕉布（ばしょうふ）」の織物です。

沖縄の糸芭蕉（いとばしょう）の茎の繊維から
作られる糸で織り上げます。

皆さんもご存じのバナナと
同じ仲間の植物ですが、種が大きく
食用にはなりません。

この芭蕉布は、
たくさんある沖縄の織物のなかでも古く、
１３世紀にはすでに織られていたそうです。

琉球藍（りゅうきゅうあい）や
車輪梅（しゃいんばい）など
いろいろな植物で染められています。

戦後、壊滅的な状態から
平良敏子（たいらとしこ）さんが
復興させました。

今では、「喜如嘉（きじょか）の芭蕉布」として
国の重要無形文化財に指定されています。

【芭蕉布の特徴】
〇薄くて軽い
〇ハリがある
〇サラッとした肌ざわり

自然素材で、とても野趣あふれる存在感！
そして高温多湿な日本の夏にピッタリです。
沖縄でも昔から必要不可欠なものだったのです。

肌にまとわりにくく、とても涼しく着られます。
着物としては、体に沿いにくいかもしれませんが、
長く着ている間に、少しずつしなやかになってきます。

帯としては、かなり大活躍してくれます。
５月くらいから暑い日の帯としては、ぴったりです。
単衣の着物から薄物の着物まで、涼しく気持ちよくつけられます。

おしゃれ用になりますので、
紬や小紋などのおしゃれ着物にあわせます。
今時期のお出かけに、素朴な風合いを楽しめますよ～💕

大阪•東京•神奈川•兵庫•京都•静岡•埼玉
三重•愛知•岡山•鳥取•福岡•滋賀●タイ•アイスランドからご来店されています。

〒630-0123
奈良県生駒市真弓南1-6-1（奈良北高校バス停前）
【駐車場】5台完備 ※満車の場合はお声がけください。