染織の名門「しょうざん」

しょうざん 生紬 絵羽 着物 着尺 西陣織 袋帯 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち

戦後いち早くウールお召しを開発して世に広めた故・松山政雄氏が創業した京都の帯・着物メーカー「しょうざん」

苗字の松山を音読みして「しょうざん」と名付けた商品を次々と発表し、1970年代以降は後のしょうざんの看板商品となる「しょうざん生紬」を開発。

「芸術を愛する心は、美しい環境から生まれる」という信念のもとに創設した「しょうざんリゾート」で、ホテル・飲食店などを運営し総合リゾート企業となっています。

和装事業では75年以上続くメーカーとして茶屋辻など古典の美しいデザインから他にはないような芸術性の高いデザインを施したモダン柄まで様々な生紬素材の帯と着物の製作に力を入れておられます。

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しょうざん 生紬 着物 着尺 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち

芸術を愛する心は美しい環境から生まれる

大文字山の麓、金閣寺に隣接する景勝の地。前方には鷹ケ峯、広大な敷地の中央には、その昔タスキ掛けの職人が紙を漉いたという「紙屋川」の渓流。この洛北に日本の「庭園美」そして「建築美」を集めた「しょうざん」の建設は、昭和26年にさかのぼる。ここは、西陣に生まれ、戦後いちはやくワールお召しを開発して世に広めた創設者、故・松山政雄が思い描いた「花と緑の観光工場」。京の山々を借景に、さらに手をほどこした35,000坪の庭園。またそこに、戦後消失の運命にあった美しい日本の建造物を移築し、広く万人におとずれてもらい公開を始めたのが「しょうざん」の始まり。広く着物への理解を深めようと進めた「花と緑の観光工場」建設の源となっているのは、「長い歴史と伝統を誇る西陣の織物は美の極地だが、そのような美しい着尺の色や柄は、美しい環境から生まれる」という、創設者の人間哲学。

株式会社しょうざんと和装事業部のあゆみ

■1948年 会社を設立
■1951年 ウール着尺の開発に成功
■1959年 しょうざんに社名変更
■1969年 染織研究所発足
■1971年 生紬の開発に成功
サービス事業 ポーリング場オープン
■1972年 ガーデンプールオープン
■1974年 とり料理「わかどり」開設
染織工芸館オープン
■1979年 徳田義三氏夾纈の復元に成功
テキスタイル部発足
■1980年 徳田義三氏を織帯部門の顧問として迎え入れ夾纈の商品化に取り組む
■1984年 京の料亭「千寿閣」開設
■1988年 中国料理「楼蘭」開設
■1992年 ブライダル事業部発足
テキスタイルをライフスタイル事業部に クリエイト事業部発足
■1999年 茶花園開設
■2000年 川料理「溪涼床」開設
■2001年 食品開発室発足
■2004年 食品開発室を食品開発事業部に
■2014年 東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯&VALAが施設内にオープン
■2021年 ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resortsが施設内にオープン

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生紬

「生紬」の正式名称は「しょうざん生紬」。「しょうざん」が命名し商標登録されています。

 

生紬は自然な風合いを生かした織物

絹糸はフィブロインというたんぱく質の二本の繊維をセリシンというたんぱく質が包み込んでいます。一般に、絹の精錬ではこのセリシンを洗い落とし、白く光沢のある絹糸にします。

しょうざんの「生紬」はあえてセリシンを残し、麻のようなシャリ感と絹の持つ艶のある絹糸をつくりあげます。

太さのちがう細糸で一反の生地を織り上げるには高い技術が必要で、様々な試行錯誤を繰り返し、1971年にしょうざん独自の織物「生紬」として誕生しました。

手引きの糸で織り上げた生紬は、無地で染めるだけでも染物では出ないような味わいと表情になり、さらに型摺友禅で「茶や辻」や「古渡更紗」、手描きで「一珍染」で染め上げることによって多彩な柄を楽しむことが出来ます。

しょうざん 生紬 着物 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 生紬 着物 着尺 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 生紬 着物 着尺 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 繭 糸 生地 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 生紬 糸 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち

「生紬」は、上州赤城山麓で新芽の桑の葉を食べて育った二匹の蚕が作った「玉繭」を昔から民家で伝え継がれている座繰りで手引きし、糸の精練を途中段階で終わらせることによって、ざっくりした味わいを残し織り上げた、太細の節が独特の風合いと素朴な魅力を創り出す上質な絹織物です。

しょうざん 繭 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち

赤城山麓に今もに伝わる上州座繰り

生み出す糸は自然な風合い。

上州、今の群馬県のほぼ中央に位置する赤城山。ここに「生紬」誕生の出会いがありました。

今から40年余り前、絹のしなやかさと麻のようなシャリ感を持つ紬の織物を探し求めて出会ったのは、赤城山麓で女性たちに脈々と伝えられている上州座繰りでした。

古くから養蚕、製糸業が盛んだったこの地域では製糸に不向きな繭を集めて、大鍋で繭を煮、糸がほぐれ始めたら「もろこし」で糸をすくい、撚りをかけながら枠に巻き取っていきます。上州座繰りにかけられる繭は、二頭の蚕が共同して作ったという希少な玉繭などで、特殊な節を持った一本の玉系を器用に手引きしていきます。

「繭が本来もつ絹糸の力強さは、この座繰りで紡ぐ糸のように手を加えないほどいいのかもしれない」

しょうざんがそんな思いに至ったのは、女性たちが紡ぎ出す糸のように自然の流れだったのかもしれません。絹のしなやかさに麻のようなシャリ感をもつその生地は「生紬」と名付けられました。

しょうざん 生紬 座繰り 玉糸 もろこし箒 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 生紬 座繰り 玉糸 もろこし箒 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 生紬 座繰り 玉糸 もろこし箒 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 生紬 糸 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 着物 着尺 手織 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 生紬 なごや帯 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 彩色 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 生紬 着物 着尺 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 彩色 着物 着尺 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 生紬 絵羽 着物 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 生紬 絵羽 着物 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 生紬 絵羽 着物 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち

一珍染

一珍染めは古く桃山時代の染色技法のひとつでした。

染織において刺繍や摺箔など豪華絢爛たる染色工芸が生まれた時代に生まれた一珍は、華やかさと対局的に素朴な味と力強さがありましたが、昭和時代に一度消滅してしまいました。それから近年になってその独特な染め技法が再注目されて、もう一度職人たちが復活させた技法です。

一珍とは防染糊のことで、小麦粉と石灰を調合した一珍糊を生地に筒描きし、乾いたのち生地を斜めに引っ張り糊をうかせて剥がします。職人が手作業でひび割れを入れていき、染料が入れることによってひび割れたような独特なデザインに仕上がります。

ひび割れのムラがないように染め上げないといけないので非常に手間暇と職人の技術が必要となります。

しょうざん 下絵 着物 着尺 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 糊置き 着物 着尺 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 生紬 着物 着尺 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち

夾纈

しょうざん 夾纈 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち

二枚の板に同じ文様を彫り、その間に布を挟んで染め上げる夾纈『夾纈染め』

奈良時代以前にまで遡る古い防染文様染の一つです

多色に染める場合には浸ける染料によって、あらかじめあけた染料の浸透する穴を詰め替え、文様にそって彩色をします。

とても手間がかかり、失敗する可能性が高く、他の染め技術が誕生したため、平安時代以降にはすっかり廃れ一般にはほとんど見られなくなってしまった幻の技です。

しょうざん 夾纈 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち
しょうざん 夾纈 奈良 生駒 帯ときもの やまぐち

75周年を迎えて

金閣寺の北に位置するしょうざんの四季は多彩な変化を見せてくれています。特に春の新緑と花木、秋の紅葉はぜひ見ていただきたい景色です。戦後、この場所は全くの荒れ地で、私の父でありしょうざんの創業者である松山政雄は様々な夢をいだきこの場所に一大リゾートを築き上げ、2023年に75周年を迎えることとなりました。父の背中から学ぶことは人一倍の情熱、執念、創造力に心から敬服、感謝すると同時に、困難な時こそ人一倍の努力、勇気、夢を持ち続け立ち向かっていく冒険者であれと示唆してくれていると思っています。和装事業はしょうざんの出発点であり松山政雄の哲学の芸術を愛する心の根幹を成すものであります。時代は刻々と変ってはいきますが美しいものを愛する心はいつの時代も変らないと信じています。しょうざんの着物を愛していただいているお客様、お得意先様、それを作り上げている職人の皆様があってのこの75周年であり、今後も引き続きのご愛顧をお願いしたいと思っております。

株式会社しょうざん 代表取締役社長 松山靖史

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奈良 生駒 創業36年 

洗練された上質なきもの専門店 

帯ときもの やまぐち

〒630-0123
奈良県生駒市真弓南1-6-1(奈良北高校バス停前)

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【駐車場】5台完備 ※満車の場合はお声がけください。

Free☎︎】0120-807-858TEL☎】0743-78-8834

【営業時間】10:30-19:00
※イベント日は10:00-19:00(最終日のみ18:00閉店)

【定休日】日曜日・祝日
(イベント開催日は営業 開催前後日は休業)

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【 感染症対策につきまして 】

 帯ときもの やまぐちでは、お客様、従業員のさらなる安心・安全の為、菌・ウイルス対策にも努めております。店内に抗菌・抗ウイルスコーティングを施工し、認定を受けました。今後ともお客様、従業員に喜びを提供し、そして社会に微力ながら貢献してまいります。

〈 店舗での取り組み 〉
1.手指消毒液(アルコールまたは次亜塩素酸水)・自動ディスペンサー・ハンドペーパーの設置
 店舗入口に消毒液自動ディスペンサーを設置し、お客様が手指の消毒をしやすい環境に努めております。
 また、トイレには手指消毒液(アルコールまたは次亜塩素酸水)・クリーナー(アルコールまたは次亜塩素酸水)・消毒液自動ディスペンサー・ソープ自動ディスペンサー・ハンドペーパーを設置し、清潔にお使いいただけるように努めております。

2.抗菌・抗ウイルスコーティングの施工・消毒の実施
 入店口・客席・トイレなどに抗菌・抗ウイルスコーティングを施工しております。また、ドアノブ・扉・ボタン・テーブルなどお客様の触れる機会が多い箇所は、消毒(業務用アルコール・次亜塩素酸水・次亜塩素酸ナトリウム製剤などを使用)を1時間に1回程度実施しております。

3.空間清浄器・加湿空気清浄機・サーキュレーターの設置・換気の実施
 店内に空間清浄器・加湿器・加湿空気清浄機を設置するともに、窓の開放・換気扇・サーキュレーターの使用により常時換気を実施しております。

〈 従業員に対する取り組み 〉
1.マスクの着用

グローブを着用させていただく場合もございます。

2.全従業員が1時間に1回程度、手洗い・うがい・手指の消毒をしております。

3.全従業員が2回以上のワクチン接種を完了しております。

〈 お客様へのお願い 〉

お客様に当店を安心してご利用頂けるよう、

1.ご来店日時のご予約

2.ご来店時の手指消毒

のご協力をお願いしております。

グローブ使用をご希望の方はお申し付けくださいませ。

お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

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