本染の出来るまで
本染「注染」の染め方の歴史は古く、江戸時代に確立されました。
型紙や染色等、各工程がそれぞれの職人の手作業で行われており、長く受け継がれている伝統染技法です。
約12メートルもある生地を約1メートルに折りたたみ、図案をもとに作成した型紙を置き糊を引いた後に、上から染料を流し込みますので、裏表がなく染まり、手作業ならではの味わいのある柄が染められ、それが「本染」の特性でもあります。
本染めは型紙を使った染めの為、細かい柄を染めるのは容易ではないのですが、差し分けやボカシ、色合いや発色に独特の風合いがあり、ゆかたらしい味と風情のある染めになります。
また、天日干しを致しますので、通気性に富み、汗を吸収しやすい為、着心地がソフトで日本の蒸し暑い夏には最適です。
1 晒し上がった生地を、染めやすい様に2反分を機械にかけ、巻き取ります。
2 棚はもち米・海藻等を原料とし、柄によって使い分けます。
3 生地の上1mごとに型紙をおき、糊付けをします。この作業を12回繰り返すと1反分の糊付けができます。
4 表面の糊が潰れないように、砂やおがくずの上にのせます。糊付けした上から染料を注ぎ、下からコンプレッサーで吸い取ります。染料が浸透するため、裏表のない染め上がりになります。
5 差し分けの場合、色を分ける所に棚で土手を作り、染料が流れ出ないようにします。
6 染め上がったゆかたを、糊落としと上色を落とすために水洗いします。
7 洗い上がったゆかたを水から上げてたたみます。
8 たたみ上がったゆかたを天日干しします。乾燥機より生地の風合いがソフトに仕上がります。
9 糊付け用へら、型紙枠。
本染マークが付いている商品のみ本染になります。ご注意下さい。
「本染」は伝統のある技法で職人の手作業で染められていきます。1mの型紙を使用した昔ながらの染色方法ですので、型継、にじみ、カスレなど、染めの状態が均一ではない場合があることをご理解下さい。それが味わいのある柄を醸し出す方法であり「本染」の特性でもあります。
また、摩擦や汗、長時間れたままの状態で放置すると、他に色移りすることがありますので、ご了承下さい。お仕立てゆかたは、ウェットクリーニング等すると3%程(許容範囲)縮むことがあります。手でのばして陰干しをして下さい。
納期のお願い
染め、縫製等、製造工程に手作業が多く、さらに職人の減少により製造にお時間をいただきます。
ご注文はお早めにいただきますよう、お願い申し上げます。
また、追加注文につきましては、数量・納期等、ご要望に添えない場合もございますので、予めご了承下さい。
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実際の商品と色が異なる場合があります。




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帯ときもの やまぐちでは、お客様、従業員のさらなる安心・安全の為、菌・ウイルス対策にも努めております。店内に抗菌・抗ウイルスコーティングを施工し、認定を受けました。今後ともお客様、従業員に喜びを提供し、そして社会に微力ながら貢献してまいります。
〈 店舗での取り組み 〉
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店舗入口に消毒液自動ディスペンサーを設置し、お客様が手指の消毒をしやすい環境に努めております。
また、トイレには手指消毒液(アルコールまたは次亜塩素酸水)・クリーナー(アルコールまたは次亜塩素酸水)・消毒液自動ディスペンサー・ソープ自動ディスペンサー・ハンドペーパーを設置し、清潔にお使いいただけるように努めております。
2.抗菌・抗ウイルスコーティングの施工
入店口・客席・トイレなどに抗菌・抗ウイルスコーティングを施工しております。
3.空間清浄器・加湿空気清浄機・サーキュレーターの設置・換気の実施
店内に空間清浄器・加湿器・加湿空気清浄機を設置するともに、窓の開放・換気扇・サーキュレーターの使用により常時換気を実施しております。
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