奈良 生駒市 帯ときものやまぐちです。

本日のブログは女将のFacebookから

 

ボロは着てても

【心の錦】

私の父は生前

「いつも汚れた作業着」

で仕事をしていました

「ペンキのついた作業着」

若い頃の私には それが

ちょっと恥ずかしかったけど…

いやーかなり恥ずかしかったけど

父を尊敬し

誇りに思っていたので

恥ずかしさはありましたが

とても感謝していました

私の実家は「看板屋」で

休みなく働き詰めの父の姿

今思い返すと

その姿は眩しいものばかりですが

「いつも忙しい」

お父さんの姿

地域の人から慕われ

人様の事ばかり

(晩年は孫達の事を)

いつも気にかけている人でした

ある日の夕食後

実家で眠る様に突然死

元気なまま

逝ってしまいました

その現実をなかなか

受け入れられなくて

もっともっと

大事にしたのに と

「後悔は先に立たず」

ですね

全ての人に優しくて

偉大な父でした

ボロは着てても

「心に錦を持っていた」

のです

水前寺清子さんの歌の通り

「どんな花よりキレイだったなぁ」

着物を愛する私達は

「美しい着物を着ている」

のですから

それ以上に

【心に錦】を持っていなくては

今日はそんな

独り言でした〜

着物に恋して💕

帯に焦がれて💕