こんにちは!
「帯ときもの やまぐち」の繭べぇ(まゆべぇ)です。
お彼岸に入り、
ぐっと秋の気配が深まりましたね!
そろそろ単衣の着物、
着ようかな?という時期になってきました~。
単衣というと、
お召し着物を想像しますが、
そのなかのひとつ、
「本塩沢」についてお伝えします。
「本塩沢」というのは、
新潟県南魚沼市周辺で作られているお召しきものです。
「塩沢お召しとも呼ばれています。
つまり、
強く撚った(よった)お召し糸を使って織ります。
「本塩沢」の特徴は2つあります。
①シャリ感
②精緻な絣模様
越後ちぢみのような、
麻の織物の技術を取り入れて、
「八丁撚糸」(はっちょうねんし)という
通常の7~8倍の強い撚りをかけた絹糸で織り上げ、
ぬるま湯につけて、
糸をちぢませて、シボができます。
この「シボ」が、しゃきっとした織り味で
さらりとした風合いになります。
また、絣糸で細かく織られる
「十字絣」「亀甲絣」が
とても精緻で、スッキリ感と上品さが漂います。
さらっとした着心地と
上品なたたずまいを約束してくれる
「本塩沢」は、
秋色や秋の柄の帯などをつけて、
大活躍のきものになること、
間違いなしですよ~。
帯ときもの やまぐち