こんちは!
「帯ときもの やまぐち」の繭べぇ(まゆべぇ)です。
7月の声が聞こえてきましたね。
もうそろそろ夏物の季節が
やってきますね~。
お洋服でも、
夏のお馴染みの素材は、麻ですね!
麻のきもの、その中でも極上品のものが、
「越後上布」です!
「越後上布」とは、
新潟県でも雪で有名な旧塩沢町、六日町であった
南魚沼市で、
農閑期の間に織られていた麻織物です。
真夏(盛夏)の逸品として、
江戸時代、幕府に上納品として納めていた
極上の麻織物になります。
細い糸で織られた、透き通るような織物は、
夏の着物としても
高く評価されています。
この越後上布の特徴は、2つあります。
①「苧績み」(おうみ)
②雪晒し(ゆきさらし)
糸づくりは、
苧麻(ちょま)(上質の麻)の皮を乾燥させた
青苧(あおそ)を、爪で細く裂き、
口に含みながら撚ります。
この糸で、着物を仕立てるのに、
必要な一反分を作るのに
一カ月以上かかります。
そして、地織(じばた)で手織りして、
「雪晒し」で仕上げをします。
雪にさらすことによって、
白いものは、より白く
色が鮮やかに仕上がります。
さらさらとしていて、
シャリっとした着心地で、
とっても上品な夏の着物になります。
少々、麻なのでシワになりやすい
ところもありますが、
涼しく快適に楽しめること、請け合いです!
カジュアルな着物になりますので、
染めや織りの名古屋帯や、
自然素材の帯を合わせるのもいいですね~💕
帯ときもの やまぐち