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手染め屋吉兵衛 紗摺 袋帯 雪輪に蘭

雪輪に蘭 金彩

牡丹唐草文地紋の生地に紗摺で雪輪に蘭が描かれています。

ドラマで着用された柄の別配色です。

帯裏は金彩で染められています。

※紗摺りは、型紙に紗を貼り、柄の中に細かい網目を表現したものを言います。

まず、和紙3枚を漆で貼って柿渋を塗り、薫製にして作った型紙(渋紙)に図案を彫ります。その型紙に絹糸を網目状に貼り付けたものが紗摺りの型紙です。

(現在は、耐久性と強度に秀でたクロスパターンという型紙にテトロンという糸を貼付けた型紙を使用しています。)

紗摺りは、その型紙を使い、丸刷毛でぼかし摺りをしたものを言い、網目によって生じる独特のぼかしが特徴です。

細かい網目をつぶしてしまわぬよう、鮮明な網目と美しいぼかしを表現するために、刷毛に含ませる染料の量や摺り込む力を調節する必要があります。

手染め屋吉兵衛

京都 志毛引き染め 型友禅