こんにちは!
「帯ときもの やまぐち」の繭べぇ(まゆべぇ)です。
礼装といえば、二重太鼓の袋帯をしめますが、
名古屋帯でも
礼装で使える帯があります。
それが、
「つづれ帯」です!
【つづれ帯とは】
〇名古屋帯に属する
〇織物で最高のもの
〇正装の留袖にも締められる
つづれ帯とは、
帯の織り方の技法のひとつとして
横糸だけで柄を織り上げている
平織の織物です。
一重太鼓の名古屋帯でありながら、
金銀糸を使って、
格調高い文様であれば、
留袖などの正装に合わせらます。
そういう意味で
他の帯とは、一線をおく
特別な織物です。
そのうえ、
薄くて、軽く、とても締めやすい
実用的な帯でもあります。
つづれ帯と言っても
明つづれ帯
爪掻き本つづれ帯
機械織りのつづれ帯
など、いろいろな種類もあります。
そのなかでも、
爪掻き本つづれ帯は、
手の爪をギザギザにして、
ヨコ糸を
そのギザギザの爪で
織り込んでいく、高い技術のいるものです。
大変手間のかかるもので、
一日に数センチくらいしか
織れないといわれています。
カジュルな文様であれば、
おしゃれ帯として
楽しめる贅沢な帯です。
あこがれの逸品の帯として、
着物好きの方のなかでは
垂涎の的と言われていますよ~。
帯ときもの やまぐち