こんにちは!
「帯ときもの やまぐち」の繭べぇ(まゆべぇ)です。
眺めているだけで、
着物の柄や文様って飽きないんですよね~。
花や生き物、自然の風景から、
身の回りで使っているもの、
幾何学的なものもありますね。
この文様ですが、
渡来した時期によって、特徴的なものがあります。
代表的のもの3つをお伝えします。
【時代の文様】
①正倉院文様
②有職文様(ゆうそく)
③名物裂文様
皆さんもよくご存じの正倉院。
奈良時代、東大寺の正倉院には、
工芸品や染織品が収蔵されました。
インドや西アジアから中国に伝わった
エキゾチックは雰囲気と、格調の高さが見受けられます。
たとえ、宝相華(ほうそうげ)や
花喰鳥(はなくいどり)などです。
有職文様(ゆうそくもんよう)は、
平安時代以降、
公家の装束に用いられた文様です。
典雅で、整った趣の文様が多く、
幾何学文様風に繰り返す図案など、
礼装のきものや帯に使われています。
幾何学風の立涌(たてわく)や
八つ藤の丸などの格調のある文様です。
最後に、名物裂文様ですが、
おもに茶道の世界で珍重されています。
室町から桃山時代にかけて、
中国やインドなどから渡来した染織品です。
荒磯(あらいそ)や有栖川(ありすがわ)など
鑑識眼のある大茶人を惹きつけた、
洗練された印象と格調のある文様です。
時代的な特徴というのも、
興味深いものですね。
帯ときもの やまぐち