知花花織は沖縄県沖縄市知花で作られている織物です。

知花花織には縦方向に柄が浮き上がる経浮花織と刺繍のように柄を織り込む縫取花織とがあります。

知花花織は王府の貢布の対象となっていなかったことから自由な意匠で作られ、知花村の祭事に着る衣装としても根付いていきます。

第一次、第二次世界大戦後、沖縄が壊滅的な被害を受けると、その技術は完全に途絶えてしまいました。

しかし、1989年に知花花織は100年ぶりに復元され、2012年7月には国の伝統的工芸品に指定されました。