Gallery

ギャラリー

しょうざん 生紬 一珍染め 絵羽 着物

一珍染

一珍染めは古く桃山時代の染色技法のひとつでした。

染織において刺繍や摺箔など豪華絢爛たる染色工芸が生まれた時代に生まれた一珍は、華やかさと対局的に素朴な味と力強さがありましたが、昭和時代に一度消滅してしまいました。それから近年になってその独特な染め技法が再注目されて、もう一度職人たちが復活させた技法です。

一珍とは防染糊のことで、小麦粉と石灰を調合した一珍糊を生地に筒描きし、乾いたのち生地を斜めに引っ張り糊をうかせて剥がします。職人が手作業でひび割れを入れていき、染料が入れることによってひび割れたような独特なデザインに仕上がります。

ひび割れのムラがないように染め上げないといけないので非常に手間暇と職人の技術が必要となります。

しょうざん

京都 西陣織 しょうざん生紬