奈良 生駒市 帯ときものやまぐちです。
振袖が苦しいときの対処法4つ
振袖は、着付けの最中だったり着てから時間が経ったりすると、苦しいと感じることがあります。
- 着付けするときにキツイと感じたら正直に言う
振袖の着付けは、美容室や呉服店にお願いすると思います。誰かに着付けてもらうときは、キツイと感じた時点で伝えることが大切です◎
「ちょっと苦しいです」などと意思表示すれば、着付け師は紐を緩めたりして苦しくならないように対応してくれるでしょう♡
振袖は普段着と違いすぐに着たり脱いだりできないので、着付けの際は担当者と相談しながら、苦しくならない着付けをしてもらいましょう。
- 帯締めや紐を少し緩める
帯締め
着付け後に苦しいと感じたら、帯締めや紐を少し緩めると少し楽になるでしょう。
その際、帯締めを両手でつかみ、軽く緩めてみてください。帯締めを緩めすぎると着崩れするので、少しだけ調整するのがポイントです♪
緩めた後は位置も調整すると、キレイな振袖姿をキープできます♡
帯締めを緩めても改善しない場合は、帯揚げの内側にある紐を、自分と反対の方に引っ張ると楽になるでしょう。引っ張ったら、紐が見えたままにならないよう帯の中に押し込んでください。
- 帯を下に引いて締め付けを解消する
帯がキツイと感じたら、帯の下部を下に引いて上部にゆとりを持たせるようにすると、みぞおちの締め付けが楽になるでしょう☆
下に強く引いてしまうと帯がゆるゆるになって着崩れてしまうので、様子を見ながら帯を調節してください。
- 帯の位置を変えても苦しいときには胸紐を結び直す
帯の位置を変えても苦しいと感じたら、胸紐を結び直すと締めつけ感が和らぐでしょう。息を大きく吸って胸囲を広げたら、みぞおちを避けて結び目を作ればいいだけなので簡単です◎
そうすれば息苦しさもなくなるので着心地も良くなり、快適に過ごせます♡
着崩れした時の対処法4つ
体をひんぱんに動かしたり移動したりすると、着崩れが出てくることがあります。
ここでは、簡単にできる対処方法を着崩れの場所別にご紹介していきます!
成人式の前にマスターしておけば、いざというときも安心です♡
- 衿元の緩みは下前と上前によって整え方が異なる!
衿元は、下前(着物の前を合わせたときに内側になる方)か上前(着物の前を合わせたときに外側になる方)によって整え方が異なります。
下前の衿元を直すには、左脇の「身八つ口(脇にある切れ目)」から手を入れ、下前の衿を引いて胸紐に挟みこめば完了です☆
上前の衿の場合、衿元を押さえながら、おはしょり(着物の長さを調節するために折り返しているところ)を下に引くことで整えられます。その際、優しい力で引くのがキレイに仕上げるポイントです◎
衿元が緩んだままではだらけた印象になるので、気付いたらすぐに直すようにしましょう!
- 長くなった裾はおはしょりに入れ込むことで対処!
長くなった裾は、(おはしょりから)出てきた部分を引き上げておはしょりの内側に押し込むことで、長さを調整できます。入れ込んだ乱れたおはしょりは、両手で伸ばして引っ張ることでキレイに整えられます。
後ろ姿を確認して、たるみやシワがなければバッチリです☆
- 腰回りにたるみが出てきたらおはしょりを引き上げて整える!
おはしょり
腰回りにたるみが出てきたら、腰紐の上のおはしょりを持ち、たるんだ部分を引き上げることでキレイに整えられます♪
また、そのとき腰やおしりのあたりにシワが出来ても、左右に軽く引っ張れば元通りになるでしょう。
後ろ姿が台無しにならないように、式で立ったり座ったりを繰り返したときには、腰回りがたるんでいないかをチェックしましょう☆
- 帯が落ちてきたらタオルを入れて緩みを減らす!
帯が落ちてきたときは、帯の下にタオルを入れることで緩みを減らせます。
振袖は体の曲線に合った作りになっていないので、タオルを使えばウエスト補正ができ、帯はずれにくくなるでしょう。
調整には、薄くフラットなタオルがピッタリです♪1枚で足りなかったら、それを数枚重ねたり折りたたんだりして、自分の体に合わせて締まりを調整しましょう☆
緩みすぎていないときは、帯を少し持ち上げるだけでOKです◎