こんにちは
着映えコーディネーター山口ふみえです
33年間着物屋の女将をしていますが
これ迄にご来店戴いたお客様のほとんどの方が勘違いされている事があります
その1.着物には防虫剤が必要である
(食べこぼしがお着物についてしまっている場合は別として)
基本絹モノには虫はつかないのです
ナフタリンや樟脳、匂いのきついものは
正絹の着物には不要!です
かつて、タンスの中にウールのお着物が多く入っていた時の名残で 防虫剤を入れている方が多いのですが、
正絹のお着物にかかせないのは
【防湿剤】
きもの用の調湿剤です
[そうび]お勧めです
お着物を湿気させるととても厄介ですね
タンスの中でカビ菌がどんどん繁殖していきます
しかも、カビの匂いは カビ処理をしても取れない事が多いし
陰干しも中々手間がかかりますね
せめてタンスの引き出しを雛段の様に開けて
たまには 風を通してあげて下さいね
ですが、ですが、お着物にとっての一番は
着る事~!!ですよ〜♡
その2.
•それ本当に危険です
間違った知識でお着物が台無しに
几帳面な人こそ気をつけて(≧∀≦)
お着物をタンスに保管する時
身頃やお袖の中に
紙を挟んでいませんか?
紙は余計な湿気を吸ってしまうので これもNG
又、たとう紙のほとんどは和紙ではなく洋紙なので 過信は禁物です
桐のタンスだから大丈夫も過信(涙)
たとう紙は本来、年に1度取り換えるべきものです
ですが、なかなかそうはいきませんね
せめて3年に一度くらいは取り換えたいものですね
たとう紙をチェックしてみて下さいね
ちょってとでも黄ばんでいたら要注意、直ぐに取り替えが必要です
残念ですが30年も40年大切に
カビたたとう紙を
そのまま使われておられる方も
少なくないです
お着物がタンスの中で悲鳴をあげているかも?
是非、お着物の声を聴いてあげて下さい♡
窓に結露が発生するお家は特に要注意
着物キーパー お勧めです。
✴️お草履を保管するにはどこのお家にもあるアレ
を入れるだけで安心!
履いた後のお草履は お玄関に立てかけて乾燥させて下さいね
下駄箱にいれるスペースがあればベストですが
お箱に保管される場合
これも 几帳面な人は気を付けて
買った時に入っていたビニールに戻すのは絶対NG
カビを発生させたり接着剤がわいたり
お草履の寿命を縮めてしまいます
箱の中に割りばしを入れ その上にお草履を置くと
空気が通り安心して保管できます
皆さまのお役に立てたら うれしいです
(๑>◡<๑)