奈良 生駒市 

帯ときものやまぐちです

ダイヤモンド、一番最初に見つけたのは、紀元前4世紀ごろのインドにいたとされるドラビダ族で、河原で拾ったのだろうと言われています。

この後、1720年代にブラジルでダイヤモンドが発見されるまではヨーロッパなどにもたらされるダイヤモンドはすべてインド産でした。

このブラジルでの発見の約130年後、ダイヤモンドの歴史上大きな事件が起きます。南アフリカのオレンジ川でダイヤモンドが発見され、いわゆるダイヤモンドラッシュを引き起こしました。これがなぜ大事件かと言うと

 

それまで見つかっていたダイヤモンドは河川の砂礫層の中でしか見つかっていなかったんです。これは、どこか別のところにあった原岩が風化侵食され河川で運ばれて適当なところに堆積したもの。

ですから個人個人の労力で手堀りで探していたんですね。

ところが、オレンジ川で見つかったのは直径1kmものパイプ状のダイヤモンドの原岩だったんです!!この発見によって近代的な大規模採鉱が可能となったため産出量も飛躍的に増大、ダイヤモンド歴史を大きく変えることになったんです。

この大規模採鉱によって安定供給が可能となったことと時を同じくしてこの地上で一番硬い物質であるこのダイヤモンドを研磨しその輝きを最高度に発揮するブリリアントカットの方法が発明されたことによって今日のダイヤモンドの地位が築かれました。

今世紀に入り、ダイヤモンドは南アフリカ以外でもシベリア、オーストラリア、中国、南アメリカ、カナダなど一部地域に限られてはいますが、世界各地で発見されています。ちなみに、現在、世界最大のダイヤモンド産出国は南アフリカの北に位置するボツワナ共和国です。