こんにちは!
「帯ときもの やまぐち」の繭べぇ(まゆべぇ)です
日本には、全国の各地域から生まれた
伝統の技術がある紬の産地があります。
ひとつひとつの技術を習得するのに、
一人の職人さんが何十年もの歳月をかけて
作り上げています。
そのなかで一番古い歴史のある着物が
「結城紬」です。
結城紬とは
茨城県結城市と栃木県小山市を一体に
つくられている着物です。
およそ2000年前からの手仕事が
現代に残っているという
日本で最古の着物です!
ユネスコの無形文化財にも指定されています。
人類の宝ものとして認められているということですよね、
本場結城紬は次の3つの条件を満たした着物です。
●真綿の手紡ぎの糸
●手びねりで絣をくくっている
●地機(じばた)で織られたもの
絹の真綿は、
繭(まゆ)をお湯に入れて広げ、
何個分か重ねたものです。
この真綿から糸を、
ねじることなく、まっすぐ引きながら
真綿手紡ぎ糸にしたものです。
ねじらないので、
糸の中に空気を含んでいるので、
あたたかくて軽いのです。
通常、生糸の糸はねじることによって
強度を上げるのですが、
結城紬の場合は、織って布になったところから
糸が綿に戻っていくことで、
繊維が絡み合って強度を増すのです。
その糸に、
絣などの柄を出すためにするのが
絣くくり(かすりくくり)です。
糸を綿の糸でくくったところが
染まらないように防染します。
そして染めあがった糸を
原始的な織機の
地機(じばた)で織り上げます。
織り手が地面に座って織るもので、
タテ糸を織り手が腰帯で張ります。
そして足にくくりつけたひもで、
タテ糸の上げ下げをしながら
体全体を使って織るものです。
これは引っ張っている糸が
切れやすくなるのを防ぐことができるのです。
あたたかくて、軽くて
着るごとに体に馴染んでくる
丈夫な「結城紬」は
すべて手仕事で
大変な技術と手間によって
つくられている
着物ファンには、垂涎の的となる
愛すべき着物のひとつと言えますね💖
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