こんにちは!
「帯ときもの やまぐち」の繭べぇ(まゆべぇ)です。
遡ること平安時代、
女性の着物の色の重ね方、組み合わせが
出来てきました。
それまで、
隋や唐からの大陸文化が伝えれてきましたが、
この平安時代には、
衣の色に名前をつけるようになりました。
十単衣に代表されるように、
装束を何枚も重ね着するようになり、
表地と裏地、表地の衣の色の配列を
「襲色目(かさねのいろめ)」と
呼ぶようになりました。
その配列の数は、200くらいもあるといわれています。
これらの色は、
おもに自然の色で、呼び名は季節と情景を表します。
宮廷の貴族のすぐれた感性から生まれ、
華やかな王朝文化に根付いていたようです。
例えば冬の襲色目の代表的なものは、
●椿(つばき)
●枯色(かれいろ)
椿は、
蘇芳(すおう)と赤の組み合わせ。
寒椿の鮮やかな花の色を、しっとりとした
趣の冬の景色が想像される色調です。
また枯色は、
淡香と青の組み合わせ。
枯野をイメージした落ち着いた組み合わせです。
四季折々の自然を愛して、
その自然の草木や花の色を組みあわせた
繊細で感性豊かな色と組み合わせは
日本独自のものといえるでしょう。
これらの色を参考にしながら
着物や帯、小物を選ぶのもひとつの楽しみですね!
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