こんにちは!
「帯ときもの やまぐち」の繭べぇ(まゆべぇ)です。
やさしく明るい華やかな色合いは、
待ち遠しい春を
思い起こさせてくれます!
紅花紬とは、
山形県の米沢市で織られている
紬の着物です。
紅花とは、
黄色から赤色になるキク科の一年草です。
見た目は
タンポポに似た花で、
アザミのようなトゲがあります。
シルクロードから日本に伝わったもので、
安土桃山時代には、
代表的な染料として使われていました。
古名を末摘花(すえつむはな)、
紅藍(べにあい)、久礼奈為(くれない)とも
呼ばれています。
紅花紬は、
この紅花で染めた糸で織り上げた
紬の着物です。
紅系の赤い色から黄色、オレンジ色など
格子柄や縞柄などがあります。
この紅花染めは、
生の花びらからではなく、
「紅餅(べにもち)」という紅花加工品を
染料とします。
紅餅は、
夏に収穫した紅花の花びらを発酵させて
団子状にしたものにむしろをかけて、
つぶしておせんべいの形にします。
それを乾燥させて保存するのです。
そしてアルカリ性の溶液にするために
稲わらやアカザという植物を
燃やした灰汁(あく)を使います。
紅餅に、このアルカリ性の溶液を入れて
赤色の染液を作ります。
この染液をつくる方法は、
古くから伝わる先人の知恵によるものです。
紬というと
ちょっと渋い色が多いなか、
この紅花紬は
明るく華やかな印象になります。
素朴であたたかみもあり
女性の肌も
美しく見せてくれます。
紬ですので、
カジュアルな着物になりますので
名古屋帯などを合わせます。
半幅帯などでも
さらにカジュアルに着ても楽しめますよ~💕
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