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とみや織物 グスタフ・クリムト 袋帯

【エミーリエ・フレーゲの肖像】

帝政オーストリアの画家グスタフ・クリムト(1862-1918)はウィーン分離派創設者の一人、1903年イタリア、ラベンナのサン・ビターレ教会で黄金のモザイク壁画 東ローマ皇帝の后妃テオドラに魅せられ、以降黄金背景の作品を制作するようになる。

エミーリエ・フレーゲの肖像は、クリムトが1902年に描いた油絵です。

現在はウィーン・ミュージアムに所蔵されており、最も高価で最も有名な作品です。

妖艶な女性を描いた作品が多い中、この作品に描かれているのは、立涌、渦巻、観世水、鱗、雨、あられ、七曜など和柄が散りばめられたドレス姿のエミーリエ・フレーゲ(1874-1952)です。

彼女は自身の姉とクリムトの弟が結婚した1890年初頭にクリムトと出会い、生涯をともにしたパートナーです。

エミーリエはモードサロンの経営者として世紀末の最先端を生き、クリムトの死後も生涯独身を貫いた女性でした。

とみや織物では、このクリムトの代表作【エミーリエ・フレーゲの肖像】を独自の点彩綴織により袋帯として結ぶアートにしました。

とみや織物

京都 西陣織