経緯 しな布 八寸なごや帯 手織り 手紡ぎ
しな布
葛布・芭蕉布と並ぶ三大古代布のひとつです。
山地に古くより自生している落葉樹シナの木科シナノキ、オオバボダイジュ、ノジリボダイジュの樹皮の内側にある靭皮より糸を作り、その糸を布状に織りあげたものが「しな布」です。
原始布ならではの素朴な風合いと手触り、強靭で水にも強い性質を持ち、使えば使うほどに柔らかくなり味わいが増す織物です。
梅雨の季節に山に入り原料を集め、手績み、そして昔ながらの技法で織り上げるため、膨大な時間と手間がかかる希少品となっています。
その風合いや特性は麻や紬などに相性が良く、差の付く素敵な着姿を求める方に自信をもってお勧めいたします。