奈良 生駒市 帯ときものやまぐちです。

本日のブログは女将のFacebookから

父が生きていたなら

もう一度一緒に行きたかった

パリは

「特別な思い出深い」場所

以前息子が

パリからTGVで2時間半程の

「トゥールと言う小さな田舎」

に住んでいて

母を亡くしたばかりの父が一度は

「孫のいるフランスに行ってみたい」

と切望し

亡くなる迄に

願いを叶えられた事

着くなりシャルルドゴールで

中国人かとおぼしき若い店員さんに

「おたくさんどこから来てはんのん?」

父は日本人が遠く離れた地で

頑張っている姿を励まそう

と思ったのか

バリバリの関西弁で話しかけてた事

などなどが蘇ってきた

「愛しきパリ」

観光に出向いた時も

「足が痛い 足が痛い」

と言い続けるので

滞在中車椅子を借りて夫が

ずっと車椅子を押していた

どこに行くのも車椅子

郊外のお城など

車椅子を押し続けるのは

かなり厄介だった

最終日に発覚した

その足の痛みの原因に

私たち夫婦は

腰から砕ける事となる

父は初めてのフランス旅行に

張り切ってしまい

新しい靴を新調し

ただ

『靴擦れが痛かった…』

それだけ

車椅子じゃなく

「欲しかったのはバンドエイド」

『はぁ? もう!お父さん!』

『なんでバンドエイド買って』て

『最初に言えへんの!』

しゅんとなった父の

今となっては懐かしい姿に

目がしらがあつくなって来る

今回5回目のパリのホテルもちっちゃかった

(バスタブのないホテルが1泊4万円💧)

そんな物価高の国で

お父さん

トゥールでは

古城のホテルに泊まり

貴族の様なディナーを食べて

パリではリッチなホテルに連泊し

ビジネスシートでは

「なんで 他の人はあんな小さな席に座ってはんねんやろなぁ」

とか言ってたけど

お父さん それはね

私たちにとってあなたは

特別な存在で

「あなたが一緒だったからだよ」

東京に向かう飛行機の中で

ポロポロ涙が止まらなくなって

鼻をすすりまくる事になってしまった

又一歩季節が進みましたね🍄