奈良 生駒市 帯ときもののやまぐちです。

三月は、桜の開花予想が聞こえてきはじめます。

春分を過ぎると花の柄の着物に手を通したくなります。

黄色の連翹(れんぎょう)、蒲公英(たんぽぽ)、白い辛夷(こぶし)、紫色の日本菫(すみれ)、紅色の桜草、そして女王の「桜」。

 

草花を描いた小紋には、スッキリとした柄の帯を合せましょう。

また、大島や結城などの紬には、花柄の染め帯が上品で、優しい印象になります。

特に桜は花びらから枝へ、そしてまた花びらに戻り、最後は「匂い」と言ってほのかな紅色の江戸小紋や無地染めを着ると、けっこう長く桜を楽しめます。

 

しかし、まだまだ寒い日があります。

厚手のコートは卒業ですが、春らしいシヨール姿が似合うのもこの季節ならです。