奈良 生駒市 帯ときものやまぐちです。


春のおすすめ柄

春におすすめの着物の色・柄

 

古来より、日本人はその季節に合った色や柄を取り入れた装いを楽しんできました。

 

そのため、着物にも季節感を取り入れたデザインのものが数多く見られます。

 

普段着については特に厳密なルールがあるわけではありませんが、礼装・準礼装を着用するフォーマルなシーンでは、こういった季節を意識した装いが特に好まれます。

春の王道の柄といえば、桜。

 

桜はさまざまな解釈がありますが、枝や幹などが書かれている写実的なものでなければ、通年柄でもOKとされています。

 

また、百花の王とも称される牡丹も春の花。

 

豪華絢爛な印象を与えるので、振袖や訪問着など慶事の礼装に使われることが多く、華やかなシーンにぴったりです。牡丹以外の花も描かれているものであれば、通年使用することもできます。

 

他にも、桃の花や蝶、5月ごろに旬を迎える藤の花や杜若(かきつばた)が描かれているものもおすすめです。

 

ちなみに、基本的に着物も帯も季節を先取りするのがオシャレとされているので、描かれている柄の旬が訪れる1か月ほど前から着始めて大丈夫。

 

そのため、菖蒲やアジサイといった初夏のイメージがある花を5月ごろから取り入れるのもよいでしょう。