こんにちは!

「帯ときもの やまぐち」の繭べぇ(まゆべぇ)です。

 

さて、このゴールデンウイークで、
結婚式などのお祝い事に
お呼ばれの方も多いのではないでしょうか?

 

「何を着ようかな?」なんて
考えるのも、楽しみの一つ!

 

着物の模様は、
時には着る人の願いや祈りを表したり、
さらに教養や遊び心を表現したものもあります。

 

そのなかで、
説話や物語、詩歌などのモチーフを
意匠化した模様があります。

 

特に代表的なものが、
「伊勢物語」「源氏物語」が
多くあるようです。

 

 

源氏物語から選んだ印象的な場面を
墨絵や友禅染めといった
絵画的な技法で意匠化したもの。

 

また、もう一つは、
源氏物語から各巻の一つのシーン、
もしくは全体を暗示させるモチーフを
意匠化したもの。

 

これらを詰め込んだ模様が
「御所解模様」といわれるもので、
「御所」といっても、公家女性でなく

 

上流部家女性が、
公務や日常に着た小袖の模様で、
明治時代に誤ってこの名称になったとのこと。

 

風景のなかに、
「源氏物語」のストーリーを暗示する
モチーフが隠されて表現されていて、

 

教養がないと分からないもの。
例えば、風景のなかに縁先の猫を表したものは、
「若菜の上」を、

 

幔幕(まんまく)と楽太鼓(がくだいこ)、
鳥兜(とりかぶと)を配するものは、
「紅葉賀」(もみじのが)。

 

これらの文学的な意匠は、
江戸時代に武家や裕福な町人の、
文化が成熟したうえに成り立っているようで、

 

着物の模様は、日本の文化を
ぎゅっと詰め込んだ、奥の深いものなんですね!

 

 

 

帯ときもの やまぐち

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