奈良 生駒市 帯ときもののやまぐちです。

春の行事といえば「桃の節句」。

大人になっても楽しみたい、女子のお祝いです。

雛飾りや桃の花、菱餅、ひなあられにみられる、赤系、桃色系、緑系の色を着物コーディネートに取り入れてみては?
暗く重たい冬空から、明るい陽光がほんのりと感じられるようになる「立春」。

この時期は、ふんわりとやわらかい色を求める心持ちになります。

淡い紅色、藤色、萌黄色、黄色…

 

自然界でもまず、黄色の福寿草や萌黄色の蕗の薹(ふきのとう)、白い水仙や梅、猫柳、そして淡い紫色の菫などの花が緑葉に先駆けて顔を出します。

 

モノトーンの街並みを、そんな春の風景を先どりした優しい色合いの着物姿のあなたが歩いていたら…どんなに魅力的に映ることでしょう。

身体をほっこり包んでくれる真綿紬・シボの高い縮緬など、ふっくらした質感の絹は見た目にもあたたかく、春の訪れをより印象づけてくれます。

 

暦の上での春のスタート「立春」はどんな着物スタイルで楽しみたいか、心に思い浮かべるイメージをカレンダーや手帳にメモしてみましょう。

無地や縞・格子の着物に節気のモチーフをひとつ取り入れるだけで、自然と調和したステキなコーディネートになりますよ。