こんにちは!
「帯ときもの やまぐち」の繭べぇ(まゆべぇ)です。
いよいよ3月に入りましたね!
年度終わりで、一つの区切りがつく
お別れの月でもありますね。
着物でも、お洋服でも、
TPOにあった装いをします。
一定のルールがあり、堅苦しく感じることもあります。
ただ、ルールの背景にも意味が分かると、
なるほど!と納得いきます。
例えば、お祝いなどに着る、留袖や訪問着など
フォーマルで着る着物に関してですが、
一つめに
着物はフォーマルになるほど、
「白色」を使います。
●白足袋
●白い半衿
●白い長襦袢
●白い重ね衿
●白い帯揚げ
●白い帯締め
「着物は、白で礼を尽くす」という
考え方があります。
「白」は、古代より神様に捧げる浄らかな色。
明白、潔白、清潔という意味を持っています。
神社での神事と関連のあることが多くようで、
清浄な場では、白足袋など白を身につけると
身が引き締まりますね。
さらに、フォーマルなきものの2つ目として、
「重ねる」ということです。
半衿と着物の間に、もう一枚重ねる
「重ね衿」や、
留袖の「比翼」(ひよく)といって、
重ねて着物をきているようにみせるもの。
また、帯も、お祝いでは、
二重太鼓にして2枚重ねる袋帯をつけます。
重ねることで、
「よきことがこれからも、重なりますように!」という
願いを込めています。
フォーマルなお祝いの着物では、
「白色」と「重ね」を意識すると
TPOのルールも自然と理解しやすいかもしれません。
帯ときもの やまぐち