奈良 生駒市 帯ときものやまぐちです。

パーティーや式典に合う種類の着物は、基本的に振袖、留袖、訪問着の3つです。

 

振袖や留袖は、いわゆる「ハレ」または「ケ」と言った特別な時や公式儀式に着て行ける第一礼装の着物であり、パーティーの気軽さによっては重くなることもあります。

訪問着は準礼装であり、披露宴や結納をはじめ、卒業式や入学式、お茶会など各種の集まりに広く着用できる着物です。

準礼装の着物でありながら幅広い着用シーンで選択でき、デザインやサイズも豊富なのが訪問着の利点と言えるでしょう。

ドレスコードを確認する

まず大切なのは、ドレスコードを事前に確認しておくことです。

現代では着物を着用する人が少ないため、特別な場所や集まりで着用するといった印象を持っている人もいるかもしれませんが、着物にも洋服と同様にドレスコードがあります。

そのため、格式によって着用すべき着物の種類が変わりますので、注意が必要です。

ドレスコードのあるパーティーには紋を付けた色留袖や訪問着などといった格式の高い着物を選ぶようにしましょう。

逆に「平服で」などと指定された場合には付下げ、無地、江戸小紋、飛び柄小紋、御召などで大人カジュアルにまとめるようにするなど、集まりに応じた使い分けが大切です。

 

主役より格を下げる

次に気を付けなくてはならないのが、集まりの主役よりも着物の格を下げることです。

 

特に主役がハッキリしている授賞式などの場においては、主役を立てる様な着用マナーが求められます。

 

主役が紋付の色留袖を着るならば自分は訪問着や付下げを選ぶなど

主催者側は最高格の着物を選び、ゲストは主役を引き立てるようにする

上記のような事前の確認や心遣いが大切であると言えるでしょう。

着物を着用するうえで、「格」を気にすることはあらゆる場面において非常に大切です。

状況に合った選択を楽しみながら、着物選びをしていきましょう。