奈良 生駒市 帯ときものやまぐちです。

となみ織物について

となみ織物は、嘉永3年(1850年)、初代礪波宗介が富山県砺波より組紐師として入洛し創業、京都御所の御用を承りました。

組紐屋から織物へ発展し、いまや西陣において数少ない帯メーカーのひとつです。

 

日本の伝統産業を担うものとしての責任と誇りとともに、時代の新しい美しさを追求した「モノづくり」を心がけています。

 

西陣で営むということ、日本の歴史を継ぐということ

 

世界最高の技術と賞され、帯の最高峰に君臨する「西陣織」。その起源は、平安遷都よりも更に遠くさかのぼります。西陣において、千数百年という長い時を経て受け継がれてきたその技は、悠久の時の流れの中で、磨き続けられてきました。無数の工程を経て創られる西陣織は、その全ての工程においてそれぞれに専門の職人がいます。完全分業制で製作を行うことで、ひとつひとつの技術を極限にまで高めてきました。西陣織は、そうした気の遠くなるような緻密で繊細優美な技の総合芸術、職人たちの感性の結晶です。

 

また、西陣で使われている道具や機械は、数十年、数百年にわたり丁寧にメンテナンスされ、大切に使い継がれてきたもの。もはや新調することの出来ないこれらの道具が、職人の技術を支えます。こうした姿勢はスピードと効率が重んじられる現代にあって、ともすれば時代により否定されてしまった価値観かもしれません。しかし、千数百年の歴史に裏付けされた、効率性だけでは測ることの出来ない「価値」に私たちは誇りと信念を持っております。

 

「452」はとなみ帯の登録ナンバー信頼の証です

 

平成20年より西陣織証紙の改訂がなされ、品質表示ラベルの貼り付けが義務付けられています。さらに当社では品質への信頼、お客様の安心のため、それぞれの商品へPOS札を付けています。これにより、具体的な柄や色、製作日、製織者等を確認することができます。最近では、類似品、証紙張替え品、偽物等の商品が報告されています。その際は、POS札をご確認いただき、当社へお問い合わせいただくことをお勧めいたします。