奈良 生駒市

帯ときものやまぐちです。


「着物」と聞くと、結婚式などの特別な機会に着用するもの、というイメージを持つ人は多いことでしょう。

特に着つけの方法を知らない人にとって、着物を普段使いすることはかなり敷居が高いと感じてしまうようです。

「着物は高い」というイメージも、多くの人が着物の着用を敬遠する原因となっています。

結婚式で使用される着物の中には売値が数百万円というものもあります。

とはいえ、すべての着物が非常に高価、というわけではありません。

では、とりわけ着物が似合いやすいのは一体どんな人なのでしょうか。

体型や髪形など幾つかの特徴を取り上げてみましょう。

着物自体が日本人に合わせて作られている

「自分にはきっと似合わないだろう」と考えて、着物を敬遠してしまうケースも少なくありません。

小さいころから洋服を着なれている人にとっては、「着物を着る」ということを身近に感じることができないわけです。

とはいえ、着物はもともと日本の伝統的な服装であり、日本人の体型や肌の色に合わせやすいと言われています。

長い歴史を通じてデザインも洗練されてきており、オシャレであるだけでなく使い勝手も非常に良いものです。

ですから、「実際に着用してみたら意外とよく似合っていた」というケースは少なくありません。

 

着物が似合う理想的な体型一覧着物は歴史を通じて洗練されてきた日本特有の文化です。

ですから、着物が似合う体型に関しても基本的には「日本人らしい体型」ということができます。

なで肩

首が長くて細い

腰の位置が低い

胸とお尻が小さく・ウエストと差があまりない

ただし、現代の欧米スタイルに順応した体型ではなく、かつて着物を普段使いしていた時代における日本人の体型です。

 

重要なポイントとしては

「なで肩であること」「首が細く長いこと」「腰の位置が低いこと」そして「バストやヒップとウエストの差があまりないこと」の4点が挙げられます。

【結論】寸胴体型で凹凸のない方が一番着物が似合う

着物が似合う女性の条件を総合して考えると、一番良い体型はあまり凹凸がない、寸胴型が望ましいということが分かります。

女性の体型は基本的にある程度丸みを帯びているものの、体のラインがあまり目立たないスタイルの方が着物には合うのです。

着物は上から下までまっすぐになっていると、模様や絵柄が美しく見えます。

バストやヒップの大きさが目立つスタイルを持つ女性の場合、着物の絵柄が立体的になってしまうため、全体を見た印象がちぐはぐで統一感のないものになってしまうのです。

 

首が長く細い人であれば、体型が細くてもやや太めでも着こなしに関しては特に問題はない、というのも重要なポイントと言えるでしょう。

着物には多様な絵柄や色合いのものがあります。また、帯締めや帯揚げを変えることで雰囲気はがらりと変わります。

自分の肌色や肌質、体型や髪色などを把握した上でこれらのアイテムを選んでいけば、必ずぴったり合う一枚を見つけることができるはずです。

 

着物をきちんと着ることには、着ている間の歩き方や座り方に注意することも含まれます。こうした点をいつも意識しておくことで、周囲からは「着こなし上手な着物美人」として認知されることでしょう。