奈良 生駒市 帯ときものやまぐちです。

本日のブログはスタッフまりこです。

 

素材は麻が入ったものがおすすめ

夏の着物に合わせる長襦袢には、

絽、紗、麻などがあり、麻のものが涼しくて人気です。

とくに、薄くて軽い麻素材の絽の長襦袢は、

吸汗性にすぐれているうえ、

気軽に洗濯もできて速乾性もあるので、

盛夏の時期には大活躍してくれます。

ただし、フォーマルシーンでの絽の訪問着には、

着物と同じ正絹の絽の長襦袢を合わせて。

優美な着姿になるうえ、

袖の振りから長襦袢がのぞいた時にも、

しっかり礼を尽くしている印象に。

麻の長襦袢はシワになりやすいため、

結婚式など長時間着席するフォーマルシーンでは

避けたほうが無難です。

 

透けて腰の切り替えが見える二部式襦袢は避ける

夏の着物、とくに薄物の着物は

透け感が魅力なのですが、

その透け具合が大きな問題に。

室内で鏡を見たときには、

それほど透けていると思わなかったのに、

外に出て日射しが当たると、

想像以上に透けていた、ということも。

 

透けることを踏まえたうえで、

着物の下に着る長襦袢や肌着を選ぶことが大切です。

二部式の長襦袢はNGです。

腰の切り替えなどがくっきりとうつってしまうので、

一部式の長襦袢を着ましょう。

 

ジャストサイズの長襦袢を選ぶ

また、夏の長襦袢はジャストサイズのものを。

袷の着物の下に着る長襦袢の場合、

若干短めに仕立てることがありますが、

薄物の着物の下に短めの長襦袢を着てしまうと、

サイズが合わずに手首や足首がニョキっと

出ているかのように透けて見えてしまいます。

 

長襦袢の下には和装用ステテコがおすすめ

ヒップの部分が透けるのを防ぐため、

着物や長襦袢に居敷当を着けることもできます。

しかし、それではせっかくの薄物の涼しさや

透け感という魅力が半減してしまうことに。

そこで居敷当をつけるより、

長襦袢の下に和装用のステテコを履くことをおススメします。

こうすればヒップから足のラインが透けて見えることはありません。

 

絽の長襦袢には絽の半衿をつける

フォーマルシーンで着る絽の長襦袢には

絽の半衿を付けましょう。

フォーマルシーンには、白地に白糸の刺繍の入ったものを選べば、

さりげなく華やかさを加えることができます。

 

くわしい組み合わせなどは当店のカラーアナリストにお尋ねくださいね。